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春学期履修科目について

11.1.14

春学期の1週目が終わりました。

すべてが初めてだった秋学期に比べて、クラスの仲間の大半がお互いを知っている分、春学期の始まりというのは精神的に随分と楽です。

「久しぶり!」「冬休みは何をしたの?」という会話を交わせるのは、自分の居場所があると感じる瞬間でもあります。

ただ、緊張感が最初の学期に比べると下がっているのは否めません。勉強することは新しい内容で、先生も違うので、フレッシュな気持ちをで臨みたいと思います。

 

今学期も3科目取ることにしました。

(1)NCAA Compliance

NCAAというのは全米の大学スポーツの統括団体で、そのルールについて学ぶ科目です。スポーツ業界にも様々な訴訟がありますので、法律や規則に関する科目を必ず取らないと卒業できないことになっています。こちらに来て半年の間、NCAAルールを違反した学校や人物に対する処分のニュースは毎月のようにありました。それだけ、ルールは厳格で、関係者もぎりぎりのことをやったりしているということです。日本の大学スポーツに関する処分のニュースなど1年に1回くらい聞くかどうかという感じだったので、アメリカのルールに少し興味を持ちました。およそルールというものは、ずるいことをした人が出た後に、どんどん増やされるものです。

教えてくれる先生は、複数の州の弁護士資格を持ち、この大学のスポーツマネジメントの修士課程も卒業している女性です(こんな経歴があるんだなぁと驚いた)。この大学のNCAAルール遵守に関する責任者でもあります。クラスには、かつてや今現在、大学スポーツの選手である人結構いるので、彼らにも教えを請うことになると思います。正直言って、法律の背景知識は皆無に近く、ましてや英語の専門用語もたくさん出てくるので、不安は隠せませんが、毎回一つでもいいから何かをつかむつもりでやっていきます。

 

(2)Finance and Budgeting

これはスポーツ業界におけるファイナンスの基礎を学ぶ科目です。ファイナンスの基礎知識がない人も興味が持てるよう、スタジアム建設時のファイナンス、スポーツチームの税制優遇措置などを具体例として使っていくようです。予算管理に関する理解がなければ、自分たちの所属する組織がどのようにお金を回しているかがわかりませんよね。もちろん、投資などもできません。僕はこの分野もまったくと言っていいくらい知らないので、あらかじめ日本で関連書籍をいくつか買っておきました。2週間に1回くらいのペースで小テストが設けられ、知識をしっかり覚えてもらおうという先生の意図が伝わってきます。こちらの先生も、学部の予算に関する実務がメインの仕事で、かつクラスも教えているという立場です。

 

(3)Sport Sponsorship and Retention

先学期にマーケティングを教わったのと同じ先生で、スポンサー契約について学びます。会社やイベントの特色の分析、スポーツ関連団体、人、イベントとスポンサー企業マッチング、何を提供できるかというパッケージのつくり方などがメインです。そういえば、先学期のクラスで、あるチームが実際に使ったパッケージの提案書を見せてもらいました。マーケティングはすごく好きな分野で、得意分野として磨きを掛けることを決めています。仕事で使うことを常にイメージし、絶対にAを取りたい科目です。

 

第1週から早速、結構な宿題が出ています。こうやって書いてみると、やはり実践的なことを学んでもらおうという学科の意図を感じますね。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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