前回の記事で書いた「シニアダンサーズ」も衝撃的だったのには間違いないのですが、それ以上に、驚かされたハーフタイムショーがひとつあります。前回の記事を書いていて思い出しました。
大学に進学して、東京に住むようになってからスポーツをたくさん見てきましたし、もちろん記者になってからはほぼ毎週末、何らかのスポーツを見てきました。気がつけばかれこれ、20年くらいになります。その中でハーフタイムはだいたいが、緊張を緩める時間で、それほど大きな期待はされていないように思っていました。でも、これは違います。場内のエネルギーを一気に高めるようなすごい演技なのです。
一緒に見に行っていた友人が、「試合よりこっちの方が断然面白い」と本音を漏らしたほどです。その試合はインディアナ大学の女子バスケットで、あまり強くない上に、その日は特にプレーの出来が悪かったのですが。
名前は The Firecrackers と言います。
「しょせん、縄跳びじゃないか」なんて、間違っても言えません。超高速でパフォーマンスをしているのに、笑顔を絶やさず、動きもそろっていて、しかもノーミスです。
公式サイトによると、このチームはオハイオ州のある学校の生徒たちで編成されているので、アメリカでも、そこからあまり遠い地域にはめったに遠征しないようです。インディアナ州はオハイオ州の隣でなので、見ることができたのはラッキーだったと思います。
パフォーマンスを行う場所はほとんどがバスケットボールのハーフタイム、また活動するシーズンも限っています。小柄な子供たちですから、フットボール場やサッカー場などでは広すぎて見栄えがしません。床も板張りの方が、縄跳びはしやすいはずです。高度なパフォーマンスですから、練習時間も相当必要でしょう。このあたりの自分たち強みをしっかりと考えて、「限定プレミアム感」を出しているのも、うまいなあと思います。
「日本でも是非!」と思うのですが、簡単には真似できませんね。
※2020年のブログ引っ越し時に動画をより見やすいものに変更しました。
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Sports PR Japan 株式会社 代表取締役
13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。