プロジェクトを終えた日本卓球リーグ実業団連盟様より、お客様の声を頂きました。
・プロジェクトを始める前は、どのような状況でしたか?
現在のあるべき姿、40数年の歴史と伝統の重さ、本連盟への強い想い、未来への方向性、など、本連盟の「現在・過去・未来」に対して、①情報や経験が豊富で信念をもって本連盟の存在価値が語れる人、②情報や経験は少ないが信念をもって本連盟の存在価値が語れる人、③現在や未来に対して不安を抱く人、④現状に満足しているが本連盟の存在価値が強調して表現できない人、など様々で、全ての関係者が共通した認識と強い発信力を備え持つことが出来ていなかった。
これにより、①と②の人からの発信力は影響力や説得力があり本連盟の存在価値や魅力を伝えられたが、③や④の人からは不安感や存在意義が伝わりきれないマイナスイメージを発信することになっていた。誰もが、共通して、自信をもって、言動行動に移せる明確な「活動指針」がなかった。
卓球界ではプロ化も加速し、アマチュアスポーツとして、また企業スポーツとしての本連盟の存在価値を明確にすることが求められていた中で、この時こそ本連盟が一枚岩となり、諸先輩方が築き上げられた「総合組織力」をより強固なものとする必要があった。
・今は、どのように変わったと感じていますか?
当プロジェクトを進めるにあたり、本連盟の佐藤真二専務理事は、現場の声(部長・監督・選手)を集めるためのヒアリング(部長・監督)やワークショップ(監督・選手)を行うことで、①関係者全員が参画意識を持つこと、②現場の状況を把握すると共に再確認すること、③現場で活動する人たちの心に響くものを作り上げること、④卓球界全体や社会に対しての意識と影響力を再認識すること、⑤未来への更なる進化と発展に向けて全員が同じ方向に進むことを目指し取り組んだ。
男女の違い、1部チームと2部チームの違いにより、それぞれの置かれた状況や考え方などが4分割(男子1部、女子1部、男子2部、女子2部)されることも多々あり、ある意味多種多様な企業チームの集合体を、同じ方向に向かわせ進めて行くことの難しさに直面した時もあったが、素晴らしい「活動指針」が完成した。
これにより、全てのチーム関係者が、大きな柱となる「活動指針」を共有しながら、同じ目的に進んでいくことが出来るようになった。また、この「活動指針」をベースに各チームが、それぞれの環境下において独自の活動を活発化させることが可能となった。
・特に印象に残っている場面や言葉は、どんなことでしょうか?
やはり、現役の監督・選手(選手は代表者)を一同に集めて行ったワークショップでの参加者の真摯な、真剣な取り組みの様子。この「活動指針」の一言一言に、その想いが込められていること。
そして、「サステナブル(持続可能な)」という・・・今までも、これからも、信用・信頼され、必要とされる、持続可能な組織でありたいという想い。40数年という実績と共に、更なる未来への発展と想いが込められている。
職場密着、会社密着、地域密着、卓球ファンに寄り添う、「身近なヒーロー・ヒロイン」である選手達の、支え応援いただいている皆様への日頃の感謝と、夢と希望を与える想いが込められたフレーズ。
・その他、感想、ご意見などをお書きください。
ご担当下さいました早川さんには、本連盟の現状把握(大会視察、各チームへのヒアリング対応)から、ワークショップ、本連盟会議(理事会・常務理事会)でのプロジェクト進捗説明、担当特別委員会での文言整理、デザインなど「活動指針」完成までの全てをコーディネートいただき、親身なご対応を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。