ブログ|SPORTS PR JAPAN

SPORTS PR JAPAN スポーツPRジャパン

「スポーツで広める」という選択肢―商品・技術・企業・地域の認知を広げるスポーツPR

26.8.8

2026年のサッカーワールドカップ北中米大会を思い出してみると、日本代表の健闘やメッシ、エムバペらスーパースターの活躍も印象的でしたが、この大会をきっかけに、カーボベルデという国を知った人も多かったのではないでしょうか。スペインやアルゼンチンといった強豪国と渡り合い、人口約50万人の島国は一躍、世界中に知られる存在となりました。

カーボベルデが示した、スポーツの「広める力」

このようにスポーツには、世界中にその存在を一気に知らしめる力があります。挑戦、感動、スポーツマンシップといったポジティブな価値があり、ファンとの強い絆もあります。また、幅広い世代、そして国境を越えて共有できる数少ない話題、テーマでもあります。

「いい商品なのに、なかなか知られない」
「技術には自信があるが、認知が広がらない」
「社会的に意味のある活動なのに、ニュースにならない」
そんな課題を抱える企業や団体にとって、スポーツは「広めるための強力なツール」になり得ます。

スポンサーシップだけが、スポーツ活用ではない

スポーツを使って広める、と言うと広告やスポンサーシップを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、活かし方はそれだけではありません。例えば、高校や大学の部活動が全国レベルの強豪であることで、その学校名を知っているという経験はあなたにもあるのではないでしょうか。

私は時々、スタートアップのカンファレンスなど、スポーツ界の外に出て、様々な人と話をする“他流試合”をしています。優れた技術、素晴らしいサービス、社会的意義のある活動は数多くある一方で、それを「広める設計」が十分ではないと感じることは、頻繁にあります。

そこで、スポーツPRプランナーの私は、「これをスポーツで広められないだろうか」と頭の中でシミュレーションを始めます。

自動翻訳サービスを、スポーツで広めるなら

例えば、高精度の多言語自動翻訳サービスを開発したスタートアップがあるとします。一般的には、展示会への出展、メディアへの情報提供、Web広告などを考えるでしょう。

私なら、そこに「国際スポーツ大会」という選択肢を加えます。

陸上、テニス、卓球など、多言語対応が求められる国際大会は数多くあります。その記者会見に自動翻訳サービスを導入すれば、一気に認知が広がる可能性があります。そこには、国内外の記者、選手、競技関係者など多様な人たちが集まっています。

外国人選手と日本人記者とのコミュニケーションを、その技術が助ける。そこで「本当にこんなに翻訳できるのか」という驚きや感動が生まれ、その価値を理解してもらえます。数万人のフォロワーを持つ選手は珍しくありませんし、もっと影響力のある選手もいます。その有用性を実感したメディア関係者が記事や自身のSNSで取り上げることも期待できます。審判や運営担当者など、同種の他の大会に携わる人の口コミも起こり得ることです。

勝たなくても、広められる

私自身、この力を現場で実際に経験してきました。

日本ブラインドサッカー協会の広報を担当した当時、日本代表はまだパラリンピックに一度も出場していませんでした。それでも、競技そのものだけでなく、視覚障がい者の生活や可能性、共生社会といったテーマを伝えられる手段として、ブラインドサッカーを位置づけ、メディアに取り上げてもらう機会を増やしていきました。

スポーツで広めるために、必ずしも「勝利」は必要ありません。

そのスポーツを通じて、何を社会に伝えられるのか。

そこを考え抜き、設計することをやってきました。

スポーツ「で」、あなたの価値を広める

スポーツで広められるものは、スポーツ関連の商品に限りません。例えば、

・AIなどのテクノロジー
・新しい商品やサービス
・企業の技術力や取り組み
・地域や観光地
・学校
・環境、障がい、健康などの社会課題

など、様々な可能性があります。

「自社の商品や技術をもっと知ってもらいたい。しかし、従来の広告や広報だけではなかなか広がらない」
そんな時は、「スポーツを使えないか」と考えてみてください。

スポーツ「を」広めるのではなく、スポーツ「で」、あなたの価値を広める。

私はスポーツPRプランナーとして、その接点を見つけ、どのスポーツや大会と組み合わせるのか、誰に体験してもらうのか、どうニュースや話題につなげるのかまで考え、企画に落とし込んでいます。

「スポーツでこれが広められるだろうか?」と思われた方は、ぜひご相談ください。

月2回配信スポーツビジネス・PRの最新情報をお届け

スポーツPRプランナーが現地で得たリアルな事例や業界の最新トレンド、
人脈づくりのヒントなどスポーツビジネスに携わる全ての方々に向けて配信中!

この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

→詳しいプロフィールはこちら

アーカイブ

興味を持った方へ

CONTACT US

メールマガジン登録

業界の最新情報をお届け無料メルマガ登録