23日(土)の午前中、インディアナ大学ではJILL BEHRMANN 5KMというランニングのイベントが行われました。
2000年に起きた悲しい事件と関わっています。19歳の学生JILL BEHRMANNが、キャンパスに行く途中に行方不明となり、3年後にようやく郊外の森の中で遺体となって発見されました。この小さな町では相当インパクトの大きい事件だったと思います。スポーツが好きな女性で、学内のSRSC(学生向けレクリエーション施設)で働いていたことから、ここが主催して彼女の存在を忘れないようにスポーツイベントを毎年行っています。参加費は彼女にちなんだ奨学金や慈善活動の基金になるというイベントの意義もあります。

ボランティア募集のメールが回ってきたので、いろいろなことを学べるよい機会だと思って申し込みました。
日本でもブラインドサッカーとかかわり始めた初期段階では、大会の会場案内やビラ配りなどをやっていました。今回はボランティアのかかわり方など、こちらのやり方で気付いたことを書きます。

仕事は大会前日に2時間半ほどの受付業務(ゼッケンとTシャツを配布)、当日のコース案内(交差点に立ち、コースはこっちですと指して、声を掛ける)でした。
はっきり言って、難しい仕事ではありません。
1000人弱のランナーが参加し、全部で4時間程度で終わる規模でした。
一言で言うと、ボランティアがすごくカジュアルに参加できると感じました。
前提として関わる人がほとんど学校とこの小さな町に限られているというのはありますが。

○申し込みなどの手続きが異常に簡単
名前をメールで送るだけでボランティアの受付けは終わり。学年すら聞かれないし、電話番号も聞かれませんでした。
ここが割り当て時間なので来てください、と10行足らずのメールで終わりです。
日本なら申込書も大そうなものでしょうし、ボランティア説明会もあったりとか、もうちょっと事前にあれこれ準備があるかと思います。

○働く日も10分前集合でOK
やることが簡単だからなのかもしれませんが、説明もちゃっちゃとやって終わり。出欠表には一応、丸をつけてました。
マニュアルなんてものはありません。
参加しているボランティアの方も「これって、どっち回り?」とか「何時スタートだっけ?」とか気さくに聞いてました。
コース案内は2、3人で一つのチームになるのですが、その場で「じゃあ2、3人のグループになって! グループができたらこっちに来て、コース図渡すから」と言って終わりです。事前に組み分けしてあるなんてことはありませんでした。


こんな感じで走っています。

○終わりも流れ解散
コース案内の仕事が終わって、本部に帰ってきたら他の仕事があるのかな、と思っていたら、何もなかった…。本部回りにはゴールした人に水やリンゴをあげる係や会場の撤収係など他にもボランティアがごっそりいて、人手が余っていました。ボランティアの青シャツを着ている人が走っていた友達とおしゃべりするもよし、応援するもよし。

○従って、拘束時間が短くてすむ
上の3つで見てもらった通りです。さくっと終わります。

○前日やレース当日の朝にボランティアをしてから、レースに参加するのもあり
ボランティアの青シャツを着ていて、かつゼッケンをつけている人がいて不思議だなと思ったら、希望者にはそういうシフトを組んでいたそうです。

○フレンドリーに話をしよう
コース案内の仕事の一つとして、これはやって下さいねと頼まれたのは「ランナーに声を掛けること」でした。手をたたいて、がんばれ~と言うわけです。
いっしょにやっていた人は 「Everybody! good job!」 「Way to go!」 「Have fun!」 とか言ってました。
ランナーからお礼も言ってもらえます。
日本でもこうですか? ボランティアで仕事をしている人は応援には加わりませんよね?

もちろん、小さな町の小さな大会ですし、僕もボランティアの経験が豊富なわけではありませんので、これだけで「アメリカのボランティアは」などと語るつもりは毛頭ありません。
これを読んで「いい加減な運営だな~」と思った方もいるかもしれません。でも、この管理なき方法で、特に大会の運営で不都合が起きたわけではないんです。個人的には、こういうのもいいなと思います。時間が短くて、カジュアルにボランティアに参加できますので。もしかすると、日本が必要以上にきっちりやりすぎなのかとも思いました。

本部スタッフとボランティアのウェアがわかりやすく区別されているのは参考になります。