前回の記事「早くも就職準備をスタート」の続きです。

自分の希望を伝えた後に、カウンセラーからはかなり具体的なアドバイスが来ました。

最優先で狙うべき組織は「スポーツ・コミッション」とのこと。

日本では耳慣れない言葉かもしれませんので、説明しておきます。簡単に言うと、スポーツをレバレッジ(てこ)にして町おこしをする組織です。

主にスポーツイベントを競技団体と協力して招致し、地元の行政や企業とうまくリンクさせながら成功を目指します。イベントがくれば、選手や観客の宿泊費や食費など直接的な収入が期待できますし、活気が出る、イメージアップなど無形の財産も期待できます。日本では映画の撮影を誘致する「フィルム・コミッション」というのがようやく定着して来ましたが、ウェブで検索した限りでは東京や大阪などでスポーツ・コミッション設立の動きが出ているようです。

これをインディアナ州で学ぶことには大きなメリットがあります。インディアナポリスが1979年に全米で最初にスポーツ・コミッションを設立した先駆者であるからです。

自動車レースの「インディ500」以外にさしたる看板がなかった都市でしたが、NFLで今は強豪に育ったコルツ、他にも全米陸連、全米体操連盟などの競技団体を招き、また大学バスケットの決勝大会(NCAAファイナル4)などのビッグイベントも数多く開催しています。ここを参考に今では全米各地にスポーツ・コミッションができました。(このあたりの話は知人、カウンセラーの話のほかに、鈴木友也氏の「米国スポーツビジネス最前線」2008年10月16日付の記事を参考にさせていただきました)

全米の組織の一覧などはこちらのNational Association of sports commissions のHPを参考にして下さい。

インディアナ大学からインターンに行っている学生も毎年のようにいるらしく、どんな仕事があるのかなど情報収集もしやすそうです。データベースはカウンセラーがある程度持っているとのこと。

このスポーツ・コミッションなら、国際大会でアジアと結ぶサポートもできそうですし、スポーツの種類も一つではありません。地域や他分野とかかわりたいという希望も満たせそうです。例えば、僕はテニスならウィンブルドンから高校生の大会まで見てきましたし、日本ではいろいろな競技団体の方に取材する仕事をしてきましたので、経験を生かせそうです。性格的にも、ぐいぐい押していくタイプではなく、みんなの意見を集めて絶妙の落としどころを見つける調整役が得意といえば、得意です。カウンセラーが挙げた難点は、ほとんどがNPOなので、収入的には期待できない。ボランティアの可能性もあるとのことでした。

次善の策としては、個人のサポートや個別のチームよりも統括団体、リーグ組織などを狙った方がよいとのことで、日本や韓国が強い野球、サッカー、女子ゴルフ関連の団体に申し込んでみましょうと言われました。幸い、大学院入学願書として使ったレジュメ(経歴書)の内容は褒められ(留学カウンセラーに感謝です)、体裁を直せばほぼそのまま使えるそうです。

方向性がはっきりしたことがなによりです。過去の経験から「こういうことがしたい」とはっきり周りに言えるようになると、協力してくれる人が出てくる可能性が確実に高くなります。

何十通、何百通と出して、ようやく一つのインターン先を見つけられるという激戦に突入するのはこれからです。気を引き締めて頑張っていこうと思います。