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スポンサーシップのテスト予想

11.5.5

日本はゴールデンウィーク真っ只中ですが、こちらは春学期の期末テストの真っ最中。美しさを増してきた窓の外の緑をながめるのがひと時の清涼剤で、あとは一日中パソコンの前に座って、レポートを打ったり、復習をしたりしています。

Twitterではつぶやきましたが、「全国にチェーン店網を持つA社がNFLドラフトのスポンサーになった」と仮定して、なぜ契約しようとしたか、どういう経営課題に効果があるか、契約内容に盛り込みたいものは、など6つの問いに答えるレポートをようやく終えました。ドラフトは先週行われたばかりで、TV中継やウェブをこまめにチェックすると、いろんなことを発見しました。

さらにスポンサーシップは、このほかにクラスで学んだ基本事項を確認するテストが別にあります。復習をしているうちに、これは自分で問題を作ってみたら、よく覚えられるのではないかと思ったので、こちらのブログで共有します。基本事項ですので、読者の中には必要としている人も結構いるかと。もちろん、実際には英語でテストがあるわけですが、ここでは日本語に翻訳したものを書きます。

 

【1】スポンサーシップとは、資金、資材、サービスなどの提供者と、その見返りとして(  )につながる何らかの権利を与える組織の間にある(    )な関係である。

答え 商業的なメリット  ビジネス的

クラスで強調されたのは、慈善事業や寄付とは根本的に違うということです。社長の好みでポンとお金を出すのとも違います。ビジネスに徹するものです。

 

【2】スポンサーする利点を5つ挙げなさい

答え 認知度向上、イメージアップ、セールスの機会(試供品、テスト販売も含む)、ホスピタリティ(チケット提供や会場での優遇、もてなしのこと)、最終的には収入増

すべて商業的なメリットです。

 

【3】なぜスポンサーの中でも、スポーツを対象としたものの占める割合が突出しているのか

答え ひとつの契約、現場でさまざまビジネス的な機会が得られるから。

ある大会をスポンサーすれば、名前をアピールでき、会場に看板を置いたり、サンプル品を配ったり、顧客にチケットをプレゼントできたり、取引先の人を会場に招いたりと、いろいろできます。もちろん、どんな権利を得られるかと、その金額は交渉によります。

 

【4】スポンサーがメディアでの露出を重視する理由はなぜか

答え 3点あります。認知度向上、イメージアップには重要だから。広告よりも報道で取り上げられたほうが受け手の信用度が高いから。中継は一局だけだが、報道ではあらゆるメディアに取り上げられるから。

 

【5】スポンサーを効果的にするには(     )べきである

答え 長く続ける

1月に行われるアメリカの大学フットボールの招待試合はあまりにもしょっちゅうスポンサーがかわるので、スポーツに詳しい人が多いクラスメートでさえ、ほとんど答えられません。

 

【6】スポンサーの4つのランクを高い順に答えなさい

答え タイトルスポンサー(大会名の前、または大会名そのもの)、プレゼンティングスポンサー(大会名などの後ろにスポンサー名がつく)、オフィシャルスポンサー(大会名にはつかない。金銭プラス現物が多い)、オフィシャルサプライヤー(金銭ではなく、現物で支給する。飲み物、ウェア、車、機材など)

 

【7】スポンサーの営業先を見つける際に意識することは

答え 金銭的な余裕はありそうか。ビジネスの規模(世界、全国、地方、地域などのレベル)。ビジネスの継続性(新しい企業か老舗か)。ビジョン、ミッション、イメージ。過去のスポンサーの傾向。タイミング(予算決算のカレンダーなど。交渉にも思ったより長い時間がかかる)

 

これらは僕が教わった教授だけが知っている特別なことではなく、スポンサーについて学んだ人は誰もが知っていることです。だから、書けるのですが。実際のスポンサー提案などに役に立ってくれれば、うれしいです。

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