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2010年秋学期履修科目(1)

10.9.1

今週から始まった秋学期は3科目、9単位を履修することにしました。少ないように思うかもしれませんが、テキストのリーディングなど宿題の量が非常に多く、ネイティブでも12単位が標準で、留学生の最初の学期ということで少なめにしました。

 アメリカで学んだことを日本のスポーツを愛する人たちと共有するというのが、このブログの趣旨ですので、科目の紹介をしていきます。

  History of Sports in U.S.A. (Dr.Fielding)

  学科長を務めるベテラン教授が教えるスポーツマネジメント専攻の必修科目です。

  教科書を2冊同時進行で読んでいきます。移民が来た時代からアメリカのスポーツがどのように変わってきたかという1冊と、プロスポーツ(スポーツ観戦)について詳細に説明してある1冊です。1週間に読む量は、それぞれ40~50ページあります。これだけでも予習に何時間かかかるか…。

  初めに教授は、かなり絞り込んだ内容をやっていくと説明しました。アメリカのスポーツの歴史というよりもむしろ「スポーツの商業化の歴史」です。
  5つの理論を理解し、それから野球、フットボール、バスケットのプロ化の歴史を学ぶという流れになっています。

  5つの理論のうち3つは教授が独自に打ち立てたモデル。残る2つは

・マイケル・ポーターのfive forces
・デービッド・アーカーのBrand Equity
です。
何これ? って感じですか。マーケティングを学んだことがある方なら、この2つはイロハの「イ」だと気付くと思います。僕はfive forcesは知ってました(葛山先生、その節はお世話になりました)が、Brand Equityはすぐに図書館で調べました。

  ここまで説明されて、この科目はただ歴史で何があったかを覚えるだけでなく、「経営的観点からなぜ成功したのか歴史を振り返って分析する」のがテーマだとわかりました。要するに、半分はマネジメントの勉強です。

 「かなり大変だな」というのが率直な感想ですが、それと同時に「何年も前から、こういうことを勉強したかったんだよなぁ」という気持ちもわいてきました。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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