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1ドルショップで考えた

10.9.15

日本の100円ショップと同じビジネスアイデアで、アメリカにも1ドルショップというのがあります。ハンガーとか、質はあまり問わないけど必要なものをいくつか買いました。
品揃えはたいしたことがなかったです。「えっ、こんなものも100円なの!?」という日本の100円ショップのわくわくした感じは味わえず、少し寂しいものがあります。
「こんなものも100円」というのが頭の中を巡って、調べたり、思い浮かんだことを書きたいと思います。

日本の100円ショップで見かけて衝撃を受けたのは、電卓です。
あれほどの高度な仕組みのものが100円なんだと。子供のころ、大人がもっていた電卓はすごくかっこいい機械という気がして、それから、液晶表示になったり、すごく薄いカードサイズになったり、と進化の過程を実体験してきただけに、びっくりしました。
気になって、電卓の歴史を調べてみました。(情報源はウィキペディア、カシオのホームページです)

機械式だった計算機にトランジスタが使われ、日本初(同時に世界初)の電卓は1964年、シャープによって発売されました。値段は53万5000円と、当時の車が1台買えるくらいです。
1972年発売の「カシオミニ」はサイズが従来の4分の1、価格が3分の1で1万2800円。1975年には個人用になって4800円まで下がったそうです。
その後、多機能化(ゲーム電卓とかありましたね)したり、小型化、軽量化がどんどん進んで、2000年代に入ると100円ショップで売られるようになりました。

こうした歴史は、他の電子機器でも自分が実際に体験してきました。時代の流れで、パソコンなんて性能は何十倍にもなっていて、価格が10分の1というのも目の当たりにしています。
これが、「工業化社会」の一つの明確な現象なのだと思います。技術がどんどん進化し、もっと安くという人間の欲求に応えていく。

20世紀は「工業化社会」でした。21世紀は「情報化社会」と言われ、僕たちはその時代を生きています。

同じように考えると、新聞、雑誌、テレビが圧倒的に支配していた情報が、今ではウェブ上で、誰もが当たり前に不特定多数に向けて発信しています。一昔前なら高価な機械と専門的な知識が必要だった文字、画像、音声、動画を手軽に編集しています。しかも、その情報のほとんどを無料で入手することができます。有名人の頭の中を知ったり、場合によっては相互交流することも、ソーシャルメディアにより、敷居は以前に比べて格段に下がっています。

「情報化社会というのは、情報が高度に進化しつつも、入手するコストはどんどん下がる時代ということではないか」

留学の中で今後どうやって仕事をしていこうかというのは、常に考えています。スポーツマネジメントの中で、情報とは何で、そのコストが下がるとはどういうことになるのかは、もう少し考えがまとまったら書きたいと思います。いずれにしても、この時代の流れに逆らうことなく、生きていくことが大切なのだろうと思います。

これが、1ドルショップで考えたことです。

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