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他のスポーツのアイデアはまねしよう!

11.8.19

夏のクラスも終わり、2週間ほどの完全休暇に入りました。この機会にスポーツの現場をさらにいろいろと見て回ろうと、旅に出ています。先日は隣のオハイオ州コロンバスにあるプロサッカー、MLSのコロンバス・クルーの試合を見に行きました。

MLSでは強豪の一つと見られているチームですが、いつも書いているように、強さはマネジメントの成功を保証するものではありません。スタジアムでは集客の必死さが伝わってきました。たとえば、この日は「1ドルホットドック」のキャンペーンを大々的にやっていました。これは野球のマイナーリーグでよくやっている手法です。

アメリカではアメリカンフットボールと同じくサッカーでも試合開始よりかなり前に観客は会場に到着していて、駐車場でバーベキューをしたり、ボールで遊んだりしていました。その人たちを会場の中に入れるために(ゲートを通過したら中でお金を使ってもらえます)、ちょっとしたイベントをやっていました。ゲームをして、当たったらサイン入りグッズなどをプレゼントするものや、子供のフラフープ競争など(下の写真参照)です。こうした仕掛けは以前にバスケットボールの会場で見たことがあるものでした。

 

試合が始まってからも、巨大パチンコを使ったTシャツプレゼントなどがありました。チアリーダーもいたし、(しかもサポーターのチャントに合わせて軽く踊ったりしていた)、いずれも、ヨーロッパなど他国のサッカーの会場では見たことがないものでしたが、アメリカのほかのスポーツではよくやっているものです。

プロサッカーはアメリカでは歴史が浅く、黙っていてもどんどんお客さんが来るというものではありません。それぞれのスポーツ文化を守ることももちろん大事ですが、プロとして存続していくためにはプロモーションのアイデアは柔軟に取り入れることが大事だと感じました。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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