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ランゲージエクスチェンジを超えて

12.4.23

今回は久々にスポーツとは関係のない話題です。(日付の横のカテゴリーが違うでしょ)

春学期の終わり、つまり1学年の終わりが2週間後に迫っています。僕自身はすでに卒業していますが、同じ時にスポーツマネジメントの修士課程に入学した人など、友人の中には、まもなく卒業という人も結構います。約1年半に渡って、夏休みも、冬休みも続けてきたランゲージエクスチェンジ(日本語と英語を互いに教えあう)のパートナーも、学部を卒業します。ずいぶん前になりますが一度、このブログで、英語の勉強法としてお勧めしました(こちらです)。

先日、その最終回ということで、長いことやってきたその道のりを、彼とともに振り返りました。英語の学び方は、僕が日本の文化や自分の関心事について、事前に英文を書き、彼が文法や表現を添削し、会った時にそのトピックの補足や派生事項を英語で会話していくという方法でした。

話題は「キティちゃんの始まり」や「人気ゲームの紹介」のような軽いもの、「本音と建前」、「守破離」のような見えない日本文化に触れるもの、「高齢化社会に向けた新しいマーケット」「スカイプを使った語学学習」などの新しいトピック、また、「神社と寺の歴史」など難解なテーマも扱いました。毎回、自分が課題としていたことは、ウィキペディア英語版の情報以上のものを提供することと、テーマに関するウェブの記事を3つ以上は読んで、要約や編集をして出すことの2点でした。毎回、準備には2時間以上かかりましたが、かつて文章を書いてお金をもらっていた者として、意地でも面白いものしか書きたくなかったのです。

僕としては、英文を書く力は間違いなく上がったと思いますし、即興で会話をしていくことも随分上達したと思います。相手がすごく頭がいいので、概念的なこともよく話しました。始める前には期待していませんでしたが、自分はスポーツに関係のない話でも、何かをわかりやすく説明することには情熱を持っているとわかったし、日本の文化や話題を外国の人に説明するのは簡単ではありませんが、非常に面白いと感じるようになりました。こういう理解やリンケージを築くことが自分が好きな事なんだと気づきました。

向こうから言われたのは、自覚はあまりありませんでしたが、日本語の記事を書く中で身につけてきた文章を書くスキル、例えば、書き出しの工夫や構成力、主張をサポートする的確な例の探し方などは英語で書いても少なからず有効であるとのこと。読書量が半端じゃない人から、そう言われるのは、お世辞としても多少は自信になります。また、文化や言語だけでなく、あなたの人柄や経験を学べたのは大きかったということ。僕の方がだいぶ年上ですからね…。

そう聞いて、僕は頭に思い浮かんだことを口にしました。”Our experience is beyond the language exchange.” 僕はbeyondって言葉が好きみたいです。そして、彼との交流も、これから先、何らかの形でbeyond していくだろうと確信しています。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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