アメリカは他にもビッグニュースがあって(ペンステイト大学フットボール部の件など)、そうでもないですが、日本はオリンピック報道一色になっているのではないでしょうか。日本だと開幕直前のこの時期、壮行会と、出発もしくは現地入りの報道が連日山のように出ますが、アメリカではそういったニュースはほとんど見かけませんね。単なる報道スタイルの違いだと思いますが。
せっかくアメリカにいるので、オリンピックに関する話題も、ちょっと違う切り口で伝えようかなと思います。
昨日、インディアナ大学のサイトを何気なく見ていたら、トップページに今までなかったバナーがありました。大学のサイトでも簡単な五輪特集が組まれていました。(下の画像をクリックしてみて下さい。リンクが張ってあります)
ロンドン五輪には、インディアナ大学から現役、卒業生を含めて、7人が出場することが紹介されています。内訳は競泳3、飛び込み1、陸上1、ホッケー女子1、サッカー女子1です。7人のうち、アメリカ代表は2人だけ(飛び込みとホッケー女子)で、あとはフランス、ハンガリー、ドミニカ共和国(以上、競泳)、カナダ(陸上)コロンビア(サッカー女子)となっています。
アメリカの大学って、こういう外国の代表クラスの選手を体育会のチームに抱え込んで、間接的に他国の強化に貢献していることを知った気がします。
この7人の中で、直接プレーを見たことがあるのは、サッカー女子のコロンビア代表、Orianica Velasquez選手です。大学の女子チームは正直言って弱いのですが、イレブンの中でスピードもドリブルでのキープ力も抜きん出ていて、サイドに張った彼女にボールがおさまると、他の選手がゴール前へと入っていって攻撃が活性化するので、非常に印象に残っています。コロンビアは「なでしこジャパン」とは別組なので、決勝トーナメントにいって対戦したらと、個人的には楽しみにしています。
この五輪特集サイトには、この大学の過去の出場選手の一覧などもあります。それから、競技に関連した研究を行っている学内の教授らに、専門的な見方を語ってもらうインタビューもいくつかあって、面白いです。水泳部の監督に3人への期待を聞いたり、過去のデータから、今回の競泳の優勝タイムを予想したりとか、この大学とオリンピックというテーマをうまく結び付けて、関心を高めるようにしています。
関連するリンク先やツイッターアカウントもまとめてあり、シンプルだけど便利なつくりで、「いいね。これ」と素直に思いました。
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Sports PR Japan 株式会社 代表取締役
13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。