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8年後を「田の字法」で考えよう

13.9.17

2020年東京オリンピック開催が決まってから1週間余り、

「7年後、どうする? どうなる?」というのが、まるでブームのようになっています。

ナイキジャパンも、決定直後からこんなマーケティングを展開しています。ちなみに、ナイキは東京五輪招致関係のスポンサーではありませんので「東京オリンピック」とはひと言も言っていません。でも、この盛り上がりに乗らない手はないということで、アンブッシュマーケティングを選んだのでしょう。

 

7年後、東京オリンピックの時に何をしているのか、想像するのは実に楽しいです。

世界中から選手や観客が集まる華やかな舞台と関わっている自分の姿。出場するのか、家族で見るのか、仕事で携わるのか、などなど。

感動しているワタシは、映画やドラマなら最高のハッピーエンドとなるでしょう。

 

しかし、現実は自分を含めて皆が、オリンピックの後に静かな日常へと帰ります。

「オリンピック、よかったよねえ~」と、ボケの尾をいつまでも引きずっているんでしょうか。

いや、オリンピックをきっかけに、その後の自分の周り、特にスポーツと関わる部分がどう変わっているのかを考えること、

そして、自分の立ち位置を考えることが、大事だと思います。

 

 

このブログでは、具体的な策を提供することをモットーとしており、今回もその例に倣います。

主に、NPOなどを対象にしたワークショップなどで使われている方法で、「田の字法」というのを紹介します。ファシリテーターの青木将幸氏から教わりました。

このような図を使います(こちらのサイトから引用させて頂きました)。大きな模造紙やホワイトボードを使うのがいいです。

まず左側の現状のいいところ、そして悪いところを各自に出してもらって、ポストイットに書いてペタペタ貼っていきます。

その後に、「こうなったら、いいよね」(右上のところ)にテーマを切り替え、同じようにポストイットに書いて貼っていきます。最後に、「こうなっていたら、がっかり」という右下の部分に取り組みます。

このような形でグループで話し合うと、8年後にどう変化するのを目指すのか、どうすると残念なものになるのかがくっきりと浮かび上がります。グループで同じイメージを共有することができます。

そして、次に、現状(左側)と将来(右側)の間をつなぐ具体的な行動を話し合って詰めていきます。誰がいつまでに何をするのか、をです。

時間がつながっていること、変化していくこと、自分の役割が実感できると思います。

 

7年後の夢ではなく、8年後までの現実を

 

考えたことを胸に刻んで、行動に移していく人が増えれば、変わっていくはずです。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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