今期、他校から移ってきた先生がやってます。NFLのバファロー・ビルズなどのマーケティング部門で働いた経験もある方で、かなり実務を意識した内容になっています。論文を読み込むグループワークに、ケーススタディーが4本と盛りだくさんで、ビジネススクールっぽい感じで学びます。32人いて、留学生が9人(台湾、韓国、日本)と多めです。 (32人が自己紹介するためのフォーマットが面白かったので、別に紹介します)他の産業で打ち立てられたマーケティング理論を、スポーツ・マーケティングに応用することを理解して、使えるようになるというのが、クラスのテーマです。マーケティング用語の3C、4Pなどは基本になってくるような感じがしました。
テキストを読み始めましたが、すごく分かりやすいので、紹介しておきます。各章はワンテーマで、理論プラス実例でまとまっており、独習も可能かと思います。
Advanced Theory and Practice in Sport Marketing (Eric C. Schwarz & Jason D. Hunter)
最初のクラスで自己紹介を終えた後に先生が全員に問いかけました。
マーケティングって何ですか?
みんなから出てきた答えは
○顧客を知ること
○うまくプロモーションすること
○いい商品をいかに開発するか
○本来欲しくないものを買わせる戦略(笑いを誘う)
その後で
スポーツ・マーケティングって何ですか? 何が違いますか?
○「無形のもの」(試合のこと)を売る
○スポンサーシップがある
○結果がコントロールできないもの(試合のこと)を売る
○呼びかけて、会場に来てもらわないとならない
「答えはこれから分かっていくと思います」ということで締めくくられました。みなさんも自分なりに考えてみて下さい。
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Sports PR Japan 株式会社 代表取締役
13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。