先日の送別会で、何年もの間取材させてもらっていたある選手からメッセージを書いた色紙をいただきました。日本のほとんどの方が知っているスポーツ選手です。
「私のまとまりのない話をいつもやわらかい笑顔で聞いてくださり、安心して答えることができました」
とあり、自分が取材の仕事をしてきた方針は間違ってなかったんだなと、うれしい気持ちがじんわりと心の中に広がりました。
そして、色紙に丁寧に書かれたメッセージを読み進めていくと、最後にこうありました。
「P.S. これで書いたの5枚目!」
このひと言でふと考えました。
私なら、3枚目くらいで、まあいいか、としてしまうでしょう。
多忙な中、たかだか私への色紙を自分の納得のいくものに仕上げるのに、5枚分も頑張る人なわけです。
毎日の練習では、自分の納得のいくボールが打てるまでに、いったいどれくらいの本数を重ねるのだろうか、と。
妥協しない姿勢こそ、世界のトップレベルで戦える選手になる土台なのだなと改めて感じました。
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Sports PR Japan 株式会社 代表取締役
13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。