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どうやって出願校を決めたか?

10.6.29

このブログは、スポーツマネジメントで留学したいと考えている人にも有益な情報を提供していきたいと考えています。
今回はどうやって出願校を決めたのか、について書きます。

留学の準備をポツリポツリと始めたのは、2006年だったと思います。
東京在住でしたので、留学予備校の無料の説明会にいくつか参加して、テストスコアを出す必要性や進学したい時期から逆算してスケジュールを立てる必要があることはわかりました。しかし、このレベルを理解しても、合格へはほんの1ミリ前進しただけです。

では、何が大切なのか?

一言で言えば
「質の高い情報に、いかに早くたどり着くか?」
です。

出願プロセスは大きく分けて3つのパートがあります。
(1)出願校についてよく調べて、自分とのマッチングを見極める部分
(2)テストスコアなど、勉強した成果を数字でアピールする部分
(3)エッセイによる自己PRの部分

この3つのパートすべてに共通して、質の高い情報にいかに早くたどり着くかが勝負を分けます。

実は私は1年目の出願はすべて失敗に終わり、2年目にようやく合格したわけですが、この1年間の差というのも、質の高い情報を持っていたかどうか、に集約されます。

一年前の今頃は、2年目の巻き返しに向けて、どこに出願するかの作戦を練っていました。
1年目は出願校のホームーページをチェックする程度で、その学校の本当の特徴がわかっていませんでした。少々荒っぽい言い方をすると、基準が低く、どこでもいいから引っかかってくれというような感じだったと思います。

それを反省して、スポーツマネジメントを大学院レベルで学ぶに当たって誰が良質の情報を持っているのかをあれこれ考えました。
いくつかの学校のホームページを読んでいると、スポーツマネジメントを学んでいる日本人の学生や研究者がいることがわかってきました。名前を見ると、だいたい見当がつきますよね。
私の場合は、知り合い通じて、アメリカで博士号を取ってきたばかりで、日本の大学に着任した方にコンタクトを取るということに成功しました。お忙しい中時間を頂いて、直接大学に出向いて話をしました。学会に出入りしている方ですから、この大学はスポーツマネジメントの中でもこの分野に強いというような情報をかなり詳細に持っていました。
全米にはスポーツマネジメントを学べる大学が約200校あると聞きます。ホームページをいちいち見ていたのでは、それだけで1年くらい経ってしまいます。
しかし、専門家に聞けば、この分野の研究のレベルが高いのはこのあたりの学校ですと、あっという間に数校に絞り込まれます。

そして、さらに各校の詳しい情報に触れるために、まだアメリカで学んでいる日本人研究者や最近卒業したばかりの方を紹介して頂きました。「笑っていいとも」のテレフォンショッキングみたいな形で、一人を紹介してもらった後に、「○○大学でスポーツマネジメントを学んでいる知り合いはいませんか?」という風に頼みました。日本人がいない場合は韓国人留学生になったりもしました。「あの教授の話は面白い」とか「あの教授は○○に、強力なコネを持っている」とか「あの教授は○○大学に移籍する」といった最新のナマの情報を得ることができました。メールでのやりとりでしたが、みなさん本当に親切に教えてくださって、本当に感謝しています。
各校へのエッセイでは、「誰々からこういう話を聴いたので、ぜひ貴校の教授の下で学びたい」と具体的に突っ込んでアピールすることができました。

スポーツマネジメント留学のようなかなり専門的な分野については、マスメディアでの情報入手は難しいです。しかし、現代社会では多くの人がウェブで情報発信し、メールでつながることもできます。熱意の伝わるメールを書ければ、つながるチャンスはいくらでもあります。

出願プロセスについては、これからも随時、自分のやり方を紹介していきますね。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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