少し日が空いてしまいましたが、残り2パートも書いて締めくくります。
本当に、役に立っているので。
【Speaking】
僕が通ったTOEFLの教室では、先生が答えるのにテンプレートつまり「型」を使ったほうが良いと話していました。特に、与えられたテーマで1分間好きなことをしゃべる第1問目のパターンが、実際のクラスでも使えます。
TOEFLの勉強は絶対に役に立つ!!(1) で書いた「パラグラフライティング・セオリー」とほぼ同じです。
最初に、立場、主張したいことをズバリ
↓
次に、なぜなら(because)、と理由を説明する
↓
わかりやすくするために、具体例をくっつける
ネイティブのクラスメートが答えるのを聞いてみても、この型に沿っていることが多いです。「I would say it’s OK because~」という感じです。理由まで言って理解できない場合、先生が「give us some examples」と求めることもあるので、やはりこれが基本パターンなのだと思います。日本語のように「最近こんなことがあって、こう思ったんです」のようなしゃべり方よりも、基本パターンに乗った方がみんながよく分かってくれるような感触があります。
【Writing】
敢えて言うと、Integratedよりも、テーマについて書くTOEFLiBT以前からある設問の方がクラスでは役に立っている気がします。
これもTOEFLの勉強は絶対に役に立つ!!(1) で書いた「パラグラフライティング・セオリー」です。そして、その先にある段落全体の構成も決まっているわけです。
先日、ある教授がレポートの採点方法を明記していたのですが、それをみて英語で書く場合、どこに重点を置くべきなのかがよくわかりました。
(1)あなたの立場、つまり第1段落または最初の2、3段落を読みます。それが有効かどうかをまず判断します。(だめなら、ここで採点終了。以下同様)
(2)しかるべき参考文献を使っているのかを見ます。(立場、論理展開の根拠を判断する)
(3)最終段落の結論とその理由を見ます。整合性を見ます。
(4)ボディーの段落にざっと目を通します。(ここには時間をあまりかけない、とはっきり言っている)
大学のレポートですので、もちろん論理的思考が求められており、それをきっちりと型に落とし込むとはどういうことなのかが上記の4つの流れでわかるかと思います。
そして、TOEFLのライティングの練習がその土台になっているわけです。
こちらに来て、日本人じゃない留学生の英語に触れる機会が結構あります。全体として何を言いたいのか、わかりにくいケースがあります。それは、思考を表現する流れが母国語のままになっているのでしょう。以前、韓国の人のライティングをPeer reading(お互いのものを読んで批評しあう勉強法)した時に、最後の最後まで主張の立場がわからず、すごく違和感があったのを覚えています。
「型」というのは、思っていた以上に大事です。
このような大事なことを教えてくださった先生方に、改めて感謝いたします。
TOEFLの勉強は絶対に役に立つ! と断言します。
点数を上げることは、英語力アップそのものです。
留学目指してTOEFLの勉強中の人、本当に頑張ってください!!
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Sports PR Japan 株式会社 代表取締役
13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。