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スポーツにできることを考えること

11.3.26

ブログを書こうにも、なかなかうまく言葉にならない日が続いていました。

報道や東京在住者とのメールなどで知る限り、さまざまな心配がいつまで続くのかというのをひしひしと感じます。家や家族をなくしてしまった人の気持ち、原子力発電所への不安、停電、電車も不便、仕事にも影響というのは、経験もなく、想像しようとしてみても、近づくのが非常に難しい感覚です。
これから書くことは、今、日本にいる人とは体験が大きく違ってしまっている、という前提で読んでいただければと思います。

この2週間、スポーツに携わるいろいろな日本人と話をしたり、メールをやりとりしたり、Twitterでの議論をみたりしてきて、日本のスポーツ界全体が、「スポーツにできることって何だ」と、正解を探しているかのように見えます。ある人からも、「現場の記者は戸惑っているように見えます。今こそ、青臭い話ですが、スポーツとは何なのか、スポーツ記者は何を伝えるべきなのかを考える時では」と書いたメールをもらいました。
全体として、少々焦り気味に「正解」を探しているようにも見えます。僕も最初の数日は、それがあるような気がしていました。
しかし、少しずつ、他の人の考えや、実際に行われていることを見て、ひとつの答えしかない、ということはないのだという気持ちになってきました。
そして、人から教えてもらうものでもないと思います。私も含めたスポーツに携わる当事者は、自分で考えて、悩んで、こうじゃないかなというところで決断するしかないでしょう。
たとえば、ある大会を開催するか、しないか、どちらが正解ということはなく、どちらに決めてもどこかからは不平や批判が出てくるのではないかと思います。
じっくり自分で考えていないと、その後行動していく際に伝わるものが弱くなってしまうような気がします。

考えたところで終わりではなく、それとともに生きていくということになるわけです。常に、あり方が問われるということ。怖いし、楽なことではありません。でも、逃げ腰ではだめだろうと思います。

ここまで考えた上で、次回は自分の思うスポーツにできることについて書きます。

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この記事の執筆者

早川 忠宏

早川 忠宏 | Tadahiro HAYAKAWA

スポーツPRプランナー ®
Sports PR Japan 株式会社 代表取締役

13年間の記者経験と米国留学を経て広報に転身。日本ブラインドサッカー協会で初代広報担当として認知度向上に貢献し、PR会社でのコンサルタント経験も豊富。スポーツビジネスに特化した広報支援を展開し、メディアとクライアントへの深い理解を基に、ブランディング強化や認知度向上をサポート。スポーツ関連団体や企業に対する柔軟な対応で、成長を目指すスポーツ関係者から高く評価されている。

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