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スポーツと他の分野を結ぶ

13.8.19

このブログのサブタイトルを変更することにしました。

元に戻して、「スポーツと他の分野を結ぶ」にします。

このサブタイトルは、自分のミッションをどう表現したらいいかと考えて、つけているものです。これまで使っていた「スポーツに関わるコミュニケーションをやさしくする」だと、今ひとつ自分の役割が他の人には伝わりにくかったようです。僕は「スポーツと他の分野を結ぶ」通訳のようなことをイメージして、「コミュニケーションをやさしくする」と表現していたつもりでした。しかし、誤解のないように文言を変えます。

なぜ、再びこのビジョンに戻すことにしたのかというと、最近改めて思いましたが、自分が手ごたえを感じてきた瞬間って、「スポーツ」と「その他の分野」が結べた時だからです。例えば、ブラインドサッカー。これは、スポーツと「障害者理解」が結びついています。広報、PRも、スポーツとメディア、自治体、教育関係者などと間を結ぶ仕事に他なりません。アメリカの大学院(しかもスポーツとコミュニケーションの研究が最高レベルのところに)までわざわざ行って、勉強したり、体験したりしてきたという行動がその意欲を証明しているんじゃないかなと。

「スポーツと他の分野を結ぶことに貢献したい」というと初めて会った誰かと話をする時に、「俺(私)関係ないや」って、ことにならないんです。ほとんどの人が、仕事、趣味などで自分がこだわりを持って取り組んでいることがあるものです。それが探り出せたところで、それとスポーツが関係する話をできれば、会話も盛り上がります。それも楽しい時間です。

 

個人的な事情の次に、もう少し視野を広げて話をします。スポーツ団体は、ほおっておくと「内輪受け」ばかりになってしまうんです。そして、それが非常に危険なことであることは、昨今のスポーツ団体の不祥事からわかることです。

スポーツ団体は元々、自分たちがプレーや試合を楽しむために発足したものです。「やりたい人、集まって」で、それなりに成り立ってしまいます。今も、その経営の収入源は、補助金(JOCなどから分配されるもの。元をたどれば税金)や助成金(他の財団に支給を頼む。toto,bigなどの利益からくるものが有名)と、公認大会に出る人たちの会員登録費です。世間にさらされるのは、オリンピックなど、マスメディアに取り上げられる時か、スポンサーを獲得する時くらいでしょうか? プロでなければ、大会は無料か、タダ券を配るので、一般の人を真剣に集客することもめったにありません。となると、内輪の人たちだけで、まあまあ、なあなあで済んでしまうことが長く続くわけです。他の分野と仲良くする必要がほぼ無いわけです。大きな問題が起きたときに、外部からの非難にさらされ、初めて幹部の交代などにつながります。柔道、大相撲などのケースを思い出したでしょうか。

これが、普段から他の分野との交流にさらされているとしたら状況は違います。例えば、Jリーグのチームを見てください。自治体、地元の住民、スポンサー、サポーター、イベントを一緒に行う人など外部の目にさらされることが、励みにもなるし、そうした外部の人を納得させるために頑張って、自分たちを律することにつながります。納得させられなければ、お金をもらうことができず、組織が存続できません。

 

僕はスポーツの組織や大会と、周辺の関係団体(ステークホルダーと言います)の関係作り、スポンサーシップ、また広報・PRなどの仕事で、自分のビジョンを実現し、貢献したいという思いを常に持っています。

スポーツとその他の分野を結ぶ

にミッションに忠実に、今頂いている仕事に取り組んでいきます。

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