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日本発のアイデアを海外で実現する

22.9.13

9月13日は、当社の創業記念日です。

2018年にスタートしたので創業4周年となりますが、この機会に、未来の展望について書き残しておきます。

 

2010年にアメリカの大学院に留学した頃、私は世界で一番スポーツビジネスが進んでいるアメリカの考え方やり方を学んで、日本の役に立てればと考えていました。
実際、2年に渡って、理論を学び、それを踏まえつつ73か所の現場を見に行って、多くの収穫がありました。

 

それと並行するような感じで、アメリカにいる時に気づいた自分の願望がありました。

それは、日本発のスポーツビジネスに関するアイデアを海外で実現したい、ということです。

 

最初は、ブラインドサッカーについて日本で行っていることをクラスで伝えてみたところ、非常にウケが良く、多くの学びがあったと褒められました。日本の実業団の仕組みについても、アメリカにはない事例で、関心を持って聞いてもらえました。

お金を稼ぐという点に関しては、アメリカは草の根レベルからトップレベルまで幅広く浸透していて、こんな例あんな例など、感心することしきりでした。しかし、全部が全部、アメリカ以外の国でできそうとは思いませんでした。合理的ではあるのですが、感覚的に違うなという感じでしょうか。

 

その後、外資系のPR会社で働く機会があった時に、「自分は日本のことを海外に発信したい気持ちの方が強い」とはっきり自覚しました。当時の仕事は大きく分けて二つあり、外資系企業のPRを日本で行うという仕事と、日本企業の海外向けPRを行う仕事でした。私が勤めていた会社は後者に強みを持っていて、それを任された時に、私自身も非常にやりがいを感じました。

 

独立起業した後は、以前よりも自由に、海外の現場に行くことができるようになりました。
韓国、中国、東南アジアにも行きましたし、ヨーロッパではドイツやイギリスに行きました。オーストラリア、ニュージーランドのスポーツの現場にも足を運びました。

一つ気づいたのは、世界は均質化してきていること。
そして、日本のスポーツビジネスは、アメリカやヨーロッパのトップクラスには遅れをとっていると思いますが、世界的に見れば、結構いい位置にいるのではないかと感じるようになりました。

例えば、家族が安心して来られるスタジアムやアリーナの安全性の高さ。
相手チームのファンへのおもてなしやリスペクト。
スタッフやボランティアのきめ細かい対応。
地域活動などにおける親しみやすいアクティベーションやコミュニケーション施策。
初心者までも巻き込んでファンを増やそうするPR戦略やイベント企画。

これらは世界に発信して、何ら恥じることのないスポーツ文化、スポーツビジネスだと感じています。日本でしかできないことでもありません。

それなら、私が海外のクライアントに、日本発の事例を元に考えた案を提供して、実現すればいいじゃないか。知らないことを知らない人へ繋ぎ、日本のスポーツビジネス環境で鍛えたコンサルティングスキルとアイデアで何かを実現できれば、そこでのスポーツがさらに発展します。
それは素晴らしいことに違いありません。

 

日本のスポーツは遅れているとか、日本も捨てたもんじゃないとか、劣等感を抱えながら仕事をするのではなく、それが役に立つ相手がいるのなら、世界中どこでもアイデアを提供しようと心に決めて仕事をしています。

近い将来、日本以外を活動の拠点とするクライアントを持つつもりです。そのための仕組みづくりも進めていきます。

せっかく、スポーツに携わっているのに、言語を超えて繋がれるものを手にしているのに、自分の仕事を限られた地域に留めてしまうのは、もったいないとは思いませんか?

愚直な実践は続きます。

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