今夏から米国留学している方は、そろそろ現地での生活を立ち上げている頃かと思います。

このブログを書き始めた8年前を思い出します。最初にアジャストしていく過程は、非常に学びの大きい時期でもあるので、本当に頑張ってほしいと思います。

 

さて、最近、中公新書から発売されている「スポーツ国家アメリカ – 民主主義と巨大ビジネスのはざまで」(鈴木透)という本を読みました。アメリカの歴史の中でスポーツがどのような役割を果たしたのかが、コンパクトにまとめられています。読みながら、「ああ、これを私が留学する時に持って行けていたら」と思うことしきり。

このブログにも「困っているのは「常識」を知らないこと」という原稿を書き残しているのですが、アメリカでスポーツを学ぶ時に、知っていて当然ということに大きなギャップがあることが、結構困ることです。同級生も、わざわざスポーツを仕事の専門にしようかという人たちばかりなので、相当詳しい。それから、最近の出来事はネットのニュースで追えるのですが、昔何があったのかは、量も膨大ですし、どこから手をつけていいのかわかりません。

そこで、この本のように、全体の流れがコンパクトに日本語で理解できる、当時の社会的な背景がわかるというのは大きな助けになります。その上で、現地の大学の教科書を読んでいけば、頭に入りやすいはずです。

ただし、向こうでの論文やレポートに使えるかと言えば、そういうレベルではありません。あくまでも土台を築くため、と思って使って下さい。応用編は、アメリカで学んだ方が楽しいですから。