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仕事だと思ってやる

10.10.18

あっという間に秋学期も半ばを迎えました。
「ミッドターム」の中休みがある学校もあるそうですが、インディアナ大学は基本的にその休みがありません。
ひたすらこのペースを継続して、勉強を続けています。このところ、クラスでは実践的な課題が続いています。○かゆいところに手の届いていない統計データを元に、野球のマイナーリーグのチケットの値段を決めるケーススタディ
○大学のバスケットボールが試合をする体育館のバルコニー席(コートから遠く、天井に近い席)のプロモーションを考える
○ソーシャルメディア(Twitter,Facebook,Youtube,Digg)を使って、大学のスポーツニュースをプロモーションする方法を考える

などがありました。グループでやったり、個人でレポートを提出したりします。
その際に常に意識していることは

仕事だと思ってやる。

ことです。
所詮は学校の課題だし、架空の設定じゃないか、とか
いい成績が取れるようにやろう、という気持ちでは絶対にやりません。
顧客が納得できそうなもので、グループのメンバーや教授をきちんと説得できるようにと心がけています。
たとえ、アメリカのスポーツの歴史であっても、「プロモーションにどう使えるか?」などとイメージしています。

例の3番目の大学のスポーツニュースの編集責任者は、実はその科目を教えている教員なのでした。
それを知っていて、「ソーシャルメディアで注目を集めるには現在のコンテンツでは力不足。スポーツニュースのウェブサイト自体を改善する必要がある。少なくとも見出しはもっと面白いものに変えるべき」とまで踏み込み、教室内に若干緊迫した空気が流れてしまいました。
そこまでやる必要はなかったかもしれませんが、「僕がもしコンサルティングを依頼された絶対指摘する」であろうことは、やってみました。仕事だと思って。
逆に言うと、クラスなので多少失敗しても、売り上げに響くとか、実害は出ないわけです。

もし自分が学部生のころに、今のような気持ちで真剣に課題に取り組んでいたら、どれほど伸びただろうかとたまに思います。
あのころは、「学んでいることは本当に社会に出て役に立つのか」と常に疑問が頭から離れませんでした。
今は、学んでいることを仕事の現場で使うイメージを常に持っていますので、全然違います。これが一度、社会に出てから学ぶメリットでしょう。
「こういうことを学びたかったんだよねぇ」と嬉しくなってくる時さえあります。

現在は無職ですので、ここで学んでいることを身につけられるかどうかは、まさに死活問題。
でも、悲壮感はありません。
真剣勝負の方が、面白いです。次のステージはインターンだな。

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