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書くのは、事前より事後

24.1.29

スポーツチームの広報さんと話をしていると、様々な部署から「新商品の告知を出して欲しい」とか、「イベント開催の案内を投稿してほしい」など、出稿の依頼がとにかく多くて大変だとよく耳にします。

せっかく頑張って用意したものを、できるだけ多くの人に知ってほしいという担当者の気持ちはわかります。しかし、ただでさえ忙しい広報の仕事時間の多くが、事前の告知で埋まってしまっては、非常にもったいないです。
告知の情報は、ほぼ使い捨てです。また、受け手にとっては、”うざい”ものでもあります。自分のスマホに届いたとしても、ほとんどスルーしているのではないでしょうか。

情報発信で、かなりの確率で忘れられているのが、事後のリリースです。
事後のリリースとは、イベントが行われた後に、当日の様子がどのようなものだったのかという記録の記事です。現場の様子の写真を掲載したり、現場に来ていた人の感想が掲載されたりします。

私は事前の告知よりも、事後のリリースの方がはるかに重要だと考えています。
なぜなら、それは「価値の見える化」だからです。
そして、価値をホームページ上にストックしておくと、後からそれを別の機会にも使えます。また、「価値の見える化」とは、ブランディングにも直結しています。

必要な要素は?

もう少し詳しく説明していきましょう。
事後のリリースをつくる時に必要な要素がいくつかあります。

まず、5W1Hと言われる、事実関係です。
いつ、どこで、何人来た、どのようなことが行われたか、なぜ行ったのかなどの事実です。数字も残しておきます。
こうした事実は、実際にやってみて、成功だったのか、失敗だったのかを見極める指標になります。前年の同じイベントと比べたり、似たような他のイベントと比べたりすることもできます。

また一緒に企画や運営をした外部の人のコメント、参加者や観客として来場した人がどのように感じたかという感想を聞いて、残しておくことも欠かせません。こうしたコメントが、あなたの組織が提供している、価値そのものです。

自画自賛ではなく、あなたが価値を届けたいと思った人がどう感じたのかということですから。また、現場で写真を撮影しておくことも大事です。その場にいる人の表情が価値を雄弁に物語っています。

価値を残す

そして、こうした情報をまとめて記事とし、ホームページに残しておけば、この実績は社内にも社外にも分かるようになります。初めてあなたの組織を知った人が訪れた際にも、読まれるでしょう。

私が事後リリースの記事の重要性に気づいたのは、顧問先が「自分たちの取り組みの思いや考えが、なかなか伝わらない」という悩みを聞いたからです。私自身は記者の経験がありますが、報道は、それが行われている現場に行って、それがどのようなものだったのかと事後に伝えることがほとんどです。同じようなことをホームページ上で自分たちで行っても、価値は記録として残ります。ただし、自画自賛にならないように十分に気をつける必要がありますが。

経営に直結する広報

事後のリリースを作ることは、様々な関係者に話を聞いてまとめる必要があるので、ちょっと難しいし、手間もかかります。しかし、エッセイなどと違って事実の記録なので、センスは必要ありません。他の人から話を集められれば、かなり形になります。

そして、手間をかけた分、ストックしたこれらの情報は、後から営業の資料として使ってもらえたり、同じようなイベントを行う際に見本としなって集客に使うこともできます。つまり、お金を生む、経営に直結する活動に他なりません。

広報担当者にしかつくれない、価値の高いものに時間を費やすこと。これが月日が経つほど、大きな違いを生んでいくことになります。

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